太平洋セメントはコバルト不要の電池正極材など材料視され逆行高

■自社株買いを2月17日から開始しており買い材料加わる

 太平洋セメント<5233>(東1)は2月19日、9時40分にかけて4%高の2686円(101円高)まで上げて堅調に推移し、日経平均やTOPIXの下げに逆行高となっている。

 リチウムイオン電池用にコバルト不要の正極材の製造に参入すると同日の日本経済新聞朝刊が伝え、材料視された。自己株式の取得(自社株買い)を2月17日から4月30日まで、上限250万株(自己株式を除く発行済み株式総数の2.07%)の枠で実施しており、新たな買い材料が加わる形になった。

 このような形で注目材料が飛び出す場合、会社側も株価意識を高めていることが多いとされ、引き続き注目余地は強いようだ。(HC)

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