JR九州は優待拡充など好感され一段高、JR各社の中で出色の値上がり率

■利用可能施設の拡大、長期保有特典の新設など導入

JR九州(九州旅客鉄道)<9142>(東1)は2月25日、続伸一段高となり、取引開始後は7%高の2867円(196円高)まで上げて昨年7月以来の2800円台を回復。他のJR各社が1~2%高の中で最も勢いのある展開になっている。

 22日付で「株主優待の一部変更」を発表し、翌取引日の24日は日経平均などが大幅安の中で5%高(118円高の2671円)。続く25日は一段高。緊急事態宣言が大阪・京都・兵庫・福岡などで前倒し解除の方向になったことと合わせて株主優待の変更が好感される形になった。

 株主優待の一部変更は、優待券の利用可能施設の拡大、長期保有(5単元:500株以上保有し、かつ1単元でも継続して3年以上保有する株主)特典の新設、など。全体的に見て優待拡充になると見られている。(HC)

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