【株式市場】日経平均は後場も上げ幅400円台を保ち3万円割れを一日で回復

株式

◆日経平均は3万168円27銭(496円57銭高)、TOPIXは1926.23ポイント(23.16ポイント高)、出来高概算(東証1部)は14億6095万株

 2月25日(木)後場の東京株式市場は、日本製鉄<5401>(東1)JR東日本<9020>(東1)が13時にかけて一段と強含み、ワクチン接種拡大後の景気回復などへの期待が映し出され、キヤノン<7751>(東1)などもジリ高。日経平均は前場の高値(541円58銭高の3万213円28銭高)を抜けなかったが上げ幅400円台保って推移し、昨24日に割った3万円台を早速回復した。

 後場は、日本電波工<6779>(東1)が一段高となり、半導体や重要部品などのサプライチェーン確保を米国が強める姿勢、三菱UFG・MS証券による投資判断などを材料視。トレジャー・ファクトリー<3093>(東1)セイノーHD<9076>(東1)引越便との連携が注目されて一段と強含み、エリアクエスト<8912>(東2)は国交省の「地価Lookリポート」などが材料視され一段と強含んだ。和心<9271>(東マ)は華僑資金流入の憶測あるとかで2日続けてストップ高。イメージワン<2667>(JQS)は自治体や企業向けPCR検査システム発売が注目され13時過ぎから急伸。

 新規上場のアピリッツ<4174>(JQS)は前後場とも買い気配のまま初値がつかず、大引けは気配値のままがる場合の本日上限の2714円(公開価格1180円の2.3倍)の買い気配。

 東証1部の出来高概算は14億6095万株(前引けは7億2368万株)、売買代金は2兆9211億円(同1兆4007億円)。1部上場2194銘柄のうち、値上がり銘柄数は1383(前引けは1546)銘柄、値下がり銘柄数は707(同545)銘柄。

 また、東証33業種別指数は30業種(前引けは32業種)が値上がりし、値上がり率上位は、ゴム製品、その他製品、金属製品、その他金融、海運、鉄鋼、鉱業、電気機器、パルプ/紙、機械、非鉄金属、などとなった。(HC)

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