昭光通商はTOB価格を上回る水準まで買われ急伸、昨年の島忠の事例を想起

■資本関係が丸紅に連なる企業が1株796円でTOBを発表

昭光通商<8090>(東1)は3月5日、取引開始後に15%高の828円(108円高)まで上げている。

 4日17時30分、資本関係が丸紅<8002>(東1)に連なるSKTホールディングス(株)によるTOB(株式公開買付)と賛同表明などを発表。TOB価格は1株796円。材料視された。

 TOB価格を上回る値段まで買われているが、要因として、昨年10月の島忠<8184>(東1)へのTOBで、買付期間中にニトリHD<9843>(東1)が一段高いTOB価格で参入したことがあるとみられている。

 発表によると、公開買付者SKTホールディングスは、対象者(昭光通商)株式を取得及び所有することを主たる目的として、2020年10月16日に設立された株式会社。本日現在、アイ・シグマ・キャピタル株式会社(以下「アイ・シグマ・キャピタル」)によって管理・運営されるアイ・シグマ事業支援ファンド3号投資事業有限責任組合(以下「アイ・シグマ事業支援ファンド3号」)が公開買付者の発行済株式の全部を所有している。なお、アイ・シグマ事業支援ファンド3号、アイ・シグマ・キャピタル、その親会社である丸紅<8002>(東1)及び公開買付者は、本日現在、対象者株式を所有していない。(HC)

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