サンコーテクノは都営地下鉄へのアルコール検知器採用など注目され6日続伸基調
- 2021/3/8 13:48
- 材料でみる株価
■新たな3つの条件を満たし各駅に配備される予定
サンコーテクノ<3435>(東2)は3月8日、945円(10円高)まで上げて昨年8月以来の高値に進み、前日比変わらずを一日含めて6日続伸基調となっている。
機器をコンクリートなどに固定する特殊ネジ「アンカー」メーカーで、アルコール検知器も手掛ける。3月2日、同社製の呼気アルコール検知器が東京都交通局の都営地下鉄に採用されたと発表し、意外性もあるようで注目が継続している。
発表によると、東京都交通局では、より万全を期すため、アルコール検知器に新たに3つの条件を設けた。(1)通信不良や停電等の影響を避けるため、検査実施時に通信機器を使用しないもの、(2)本人確認のための静止画撮影ができるもの、(3)測定時間および測定値が確認・保存できるもの。これらの条件を満たす機器として、同社製の呼気アルコール検知器『ALC Face ST-2000』が採用された。都営地下鉄の各駅に配備(全103台)され、順次運用が開始される予定とした。(HC)