【株式市場】引き続き景気敏感株など強く日経平均は後場310円高のあとも上げ幅を保ち大きく反発

株式

◆日経平均は2万9027円94銭(284円69銭高)、TOPIXは1917.68ポイント(24.10ポイント高)、出来高概算(東証1部)は16億2114万株

 3月9日(火)後場の東京株式市場は、中国株式に政府系ファンドが買い介入と伝えられ、中国の公的資金への期待から日経平均は前引けを150円上回る208円高で開始。13時にかけては三菱地所<8802>(東1)などが一段高、続いて積水ハウス<1928>(東1)なども一段ジリ高。化学株も上げ、終盤は自動車株も一段高。日経平均は13時過ぎに310円31銭高(2万9053円56銭)まで上げ、大引けも値を保ち大きく反発した。

 後場は、サッポロHD<2501>(東1)が一段高となり、不動産株の前場活況高を受け不動産業の顔を持つとして人気波及。フィデアHD<8713>(東1)も一段ジリ高など地銀株、金融株も高い。倉庫精練<3578>(東2)は株主割り当て増資完了し動きやすくなったとされ2日連続ストップ高。自律制御S研<6232>(東マ)は大手証券による投資判断開始・目標株価3500円などが材料視され出直り拡大。アイサンテクノ<4667>(JQS)は14時頃から一段高となり、自動運転車と電動車いすを連携して一気通貫で病院へ移動する支援システム実証の発表を好感。

 東証1部の出来高概算は16億2114万株(前引けは8億2019万株)、売買代金は3兆2706億円(同1兆5803億円)。1部上場2194銘柄のうち、値上がり銘柄数は1848(前引けは1564)銘柄、値下がり銘柄数は302(同538)銘柄。

 また、東証33業種別指数は30業種(前引けは28業種)が値上がりし、値上がり率上位は、不動産、電力/ガス、輸送用機器、鉄鋼、陸運、ゴム製品、その他金融、銀行、建設、繊維製品、などが高い。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  2. ■2024年度上半期163件で過去最多更新  人手不足による倒産が急増している。帝国データバンクの…
  3. ■新たなモビリティ社会実現に向けた取り組み加速  トヨタ自動車<7203>(東証プライム)は10月…
2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

ピックアップ記事

  1. ■化粧品大手は業績下方修正も、電鉄各社は上方修正で活況  トランプ次期大統領の影響を受けない純内需…
  2. どう見るこの相場
    ■金利敏感株の次は円安メリット株?!インバウンド関連株に「トランプ・トレード」ローテーション  米…
  3. ■金利上昇追い風に地銀株が躍進、政策期待も後押し  金利上昇の影響を受けて銀行株、特に地方銀行株の…
  4. ■トリプルセット行、ダブルセット行も相次ぐ地銀銀株は決算プレイで「トランプトレード」へキャッチアップ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る