【株式市場】日経平均は後場一進一退に転じて堅調に推移し小幅高だが4日続伸

株式

◆日経平均は2万9766円97銭(49円14銭高)、TOPIXは1968.73ポイント(17.67ポイント高)、出来高概算(東証1部)は後場伸びず15億4166万株

 3月15日(月)後場の東京株式市場は、昼の時間帯に米国で長期金利先物が上昇とされ、日経平均は取引開始直後に47円52銭安(2万9670円31銭)まで値を消した。中で、三井住友FG<8316>(東1)などは瞬間的に値を消しただけですぐジリ高基調に復帰し、トヨタ自<7203>(東1)もジリ高。日経平均は徐々に堅調相場となり、大引けは小幅だが4日続伸となった。TOPIXも4日続伸。

 後場は、マネックスG<8698>(東1)がビットコインの前週末6万ドル乗せなどを材料に一段高。JCRファーマ<4552>(東1)は英アストラゼネカ製ワクチンの原液を受託するため血栓に関する報道などが影響したが後場は回復基調。日本アビオニクス<6946>(東2)は業績予想の増額修正とリチウムイオン電池などの組立効率化する溶接機の発表が材料視され大引けまでストップ高買い気配を継続。フォースタートアップ<7089>(東マ)は業績予想の増額などで急伸。オーネックス<5987>(JQS)は風力発電機の基幹部品加工が注目されて続伸一段高。

 東証1部の出来高概算は15億4166万株(前引けは8億1728万株)、売買代金は2兆9346億円(同1兆4716億円)。1部上場2195銘柄のうち、値上がり銘柄数は1800(前引けは1608)銘柄、値下がり銘柄数は338(同503)銘柄。

 また、東証33業種別指数は31業種(前引けも31業種)が値上がりし、値上がり率上位は、海運、空運、銀行、鉄鋼、倉庫/運輸、輸送用機器、繊維製品、電力/ガス、陸運、サービス、などとなった。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■半導体パッケージの微細化に対応、LDI露光で1.0μm幅パターンを実現  旭化成<3407>(東…
  2. ■物流費やエネルギーコストの上昇受け、企業努力では限界  亀田製菓<2220>(東証プライム)は5…
  3. ■約100種類の実践講座で次世代エンジニアを育成  トヨタグループ5社は5月22日、AI・ソフトウ…
2025年7月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031  

ピックアップ記事

  1. ■祝日と金融政策が交錯する7月  7月は、7月21日が「海の日」が国民の祝日に制定されてからフシ目…
  2. ■「MMGA」効果の造船株・海運株は「海の日」月間キャンペーン相場も加わり一段高を期待  あと1カ…
  3. ■選挙関連の「新三羽烏」の株価動向をウオッチ  足元では野党が石破内閣への内閣不信認決議案提出を見…
  4. どう見るこの相場
    ■米、イラン核施設を電撃空爆、緊張激化へ  「2週間以内」と言っていたのが、わずか「2日」である。…
  5. ■イスラエル・イラン衝突でリスク回避売りが優勢に  イスラエルのイラン攻撃を受け、13日の日経平均…
  6. ■ホルムズ海峡封鎖なら「油の一滴は血の一滴」、日本経済は瀬戸際へ  コメ価格が高騰する「食料安全保…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る