ゼリア新薬は自社株買いの進展など好感され年初来の高値に進む
- 2021/3/16 13:56
- 材料でみる株価
■足のむくみ改善薬などは中期的な期待材料として注目される
ゼリア新薬工業<4559>(東1)は3月16日、2190円(51円高)まで上げて約1ヵ月ぶりに今年の高値を更新し、午後も2180円前後で強い展開となっている。
業績が底堅く推移する見通しである上、2020年5月から21年5月14日までの日程で実施している自己株式の取得(自社株買い、上限株数80万株)について、この2月末までの累計取得株式数が58万5300株と3月2日に発表。進ちょく率は73%に達し、市場関係者からは、かなり積極的な部類との受け止め方があった。
11月には、軽度の静脈還流障害による足のむくみ改善薬「ベルフェミン」(要指導医薬品)の製造販売承認取得を発表するなどで、中期的な期待材料としても注目されている。(HC)