【株式市場】日銀の「政策点検」待ちで銀行株など高いが日経平均は一時312円安となり一進一退

株式

◆日経平均は2万9954円80銭(261円95銭安)、TOPIXは2000.99ポイント(3.10ポイント安)、出来高概算(東証1部)は7億6398万株

 3月19日(金)前場の東京株式市場は、日銀の「政策点検」の結果が早ければ昼前にも判明するとされ、金利変動幅の拡大期待などから銀行株が上値を追って始まり、千葉興銀<8337>(東1)は前引け何と11%高。一方、NY株の反落などで半導体関連株などは安く、日経平均は312円18銭安(2万9904円57銭)で始まったあとも重く、3万円の大台を保てず一進一退を続けた。

 くら寿司<2695>(東1)が4月末の株式2分割発表を好感し活況高。コメ兵HD<2780>(東2)は買い取りメインの小型店の積極出店に注目とされ再び一段高。大和重工<5610>(東2)は株主優待の導入などが好感され2日連続ストップ高。メディアリンクス<6659>(JQS)は毎日放送(大阪府)などとのIP電送実証実験などが材料視されストップ高。アクリート<4395>(東マ)は「LINE」の通話内容閲覧可能状態問題を受けた代替需要の思惑とされ急伸。

 本日新規上場の2銘柄は前場、ともに買い気配のまま初値がつかず、T.S.I<7362>(東マ)は公開価格2000円を75%上回る3500円の買い気配。まだ初値はついていない。ココナラ<4176>(東マ)も公開価格1200円を75%上回る2100円の買い気配。まだ初値はついていない。

 東証1部の出来高概算は7億6398万株、売買代金は1兆4478億円。1部上場2195銘柄のうち、値上がり銘柄数は1001銘柄、値下がり銘柄数は1114銘柄。

 また、東証33業種別指数は11業種が値上がりし、銀行、海運、保険、証券商品先物、手甲、建設、などが高い。(HC)

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