【株式市場】中国株安く日経平均は重いが円安を支えに3日ぶり反発

株式市場 銘柄

◆日経平均の前引けは2万488円19銭(14円68銭高)、TOPIXは1673.89ポイント(3.90ポイント高)、出来高概算(東証1部)は24億9494万株

チャート15 4日後場の東京株式市場は、上海株式が一部証券会社の信用取引規制などで下落と伝わったため模様ながめ気分があり、日経平均は14時過ぎにかけて一時軟調に転じて35円30銭安(2万438円21銭)まで下げる場面があった。しかし、円相場は引き続き対ユーロで約5ヵ月ぶりの円安になる1ユーロ140円台で推移し、トヨタ自動車<7203>(東1)などの自動車株や電機・精密株などに堅調な銘柄が目立った。東証マザーズ指数は反発したが日経JASDAQ平均は小反落となった。

 後場も、韓国で広がる「中東呼吸器症候群」などを思惑材料に防護服などのアゼアス<3161>(東2)がストップ高を継続など急騰株が目立った。また、野村ホールディングス<8604>(東1)が出遅れ修正高などとされて一段強含んで高値更新の幅を広げ、第一生命保険<8750>(東1)は前場から上場来の高値に進んで売買交錯。大手銀行株も一段強含む場面があった。

 東証1部の出来高概算は24億9494万株(前引けは12億168万株)、売買代金は2兆6911億円(同1兆2493億円)。1部上場1885銘柄のうち、値上がり銘柄数は994(同1160)銘柄、値下がり銘柄数は751(同591)銘柄。

 また、東証33業種別指数のうち値上がりした業種は17業種(前引けは16業種)となり、値上がり率上位の業種は、保険、証券・商品先物、ガラス・土石、銀行、金属製品、空運、建設、その他製品、機械、などとなった。

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