【株式市場】日経平均は後場一時402円高まで上げ米ファンドの信用不安で値を消すが3日続伸

株式

◆日経平均は2万9384円52銭(207円82銭高)、TOPIXは1993.34ポイント(9.18ポイント高)、出来高概算(東証1部)は増勢となり18億2632万株

 3月29日(月)後場の東京株式市場は、前場上げた半導体株が高値圏で値を保ち、日本製鉄<5401>(東1)が13時過ぎにかけて一段高。日経平均も13時頃に401円67銭高(2万9578円37銭))まで上げた。14時過ぎ、米ヘッジファンドに対するクレディ・スイス・グループの追加担保の要求が債務不履行と伝えられ、日経平均は急速に値を消したが、大引けは上げ幅200円台で3日続伸となった。

 後場は、ビーネックスG<2154>(東1)が一段高となり、夢真HD<2362>(JQS)との4月1日経営統合への期待が高揚。西松屋チェ<7545>(東1)は証券会社の投資判断などが材料視され一段高。セキド<9878>(東2)ASJ<2351>(東マ)は今3月期の業績黒字化、上振れ期待が言われて出直り拡大。日本パレットプール<4690>(JQS)は6月末を基準日とする株式分割が材料視され急伸。

 東証1部の出来高概算は増勢となり18億2632万株(前引けは7億7851万株)、売買代金は3兆7153億円(同1兆4842億円)。1部上場2193銘柄のうち、値上がり銘柄数は1225(前引けは1246)銘柄、値下がり銘柄数は900(同857)銘柄。

 また、東証33業種別指数は20業種(前引けは25業種)が値上がりし、値上がり率上位は、小売り、ゴム製品、機械、化学、電気機器、サービス、鉄鋼、卸売り、輸送用機器、非鉄金属、などとなった。(HC)

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