■トイレットロールすべて長尺化し輸送コストなど削減に
日本製紙<3863>(東1)は4月5日、続伸基調で始まり、取引開始後は1339円(12円高)まで上げて4月1日の直近安値1307円から出直り継続となっている。
「クリネックス」や「スコッティ」のトイレットロールを4月1日からすべて長尺化にシフトし、環境や暮らしへのさまざまなベネフィットを持つ「長持ちロール」に移行すると3月末に発表。コスト削減にもつながるとみられている。製紙各社とも同様の取組を強めるもようで、製紙株は総じて高い。
発表によると、「スコッティ・フラワーパック3倍長持ちロール」の場合、輸送に係るCO2排出量を従来品よりも約41%削減することができるという。家庭でも収納スペース削減、ロール取り換え回数の減少につながるとした。(HC)