【株式市場】日経平均は小反落だが材料株の個別物色は活発

株式市場 銘柄

◆日経平均の終値は2万460円90銭(27円29銭安)、TOPIXは1667.06ポイント(6.83ポイント安)、出来高概算(東証1部)は23億3232万株

チャート14 5日後場の東京株式市場は、為替が前場に続いて円反発気味のため、日経平均は14時過ぎまで80円安の2万400円前後で一進一退だったが、今夜、米雇用統計が判明するため大引けにかけては株価指数の先物が買い直されて持ち直した。東証マザーズ指数、日経JASDAQ平均は軟調だった。

 自動車株や電機・精密、機械株などは総じて軟調だったが、韓国の「中東呼吸器症候群」を受けて夏休みは国内旅行に回帰との期待からJR東日本<9020>(東1)や空運株が高くなり、富士急行<9010>(東1)は箱根・大涌谷の情勢がやや安定との気象庁発表が好感されて急伸。ボルテージ<3639>(東1)は5日から信用売り制限などの措置が発動になり急伸し、sMedio<3913>(東マ)は富士ソフト(9749)の新製品にリモート視聴技術が採用されるなどで2日連続ストップ高。リーバイ・ストラウスジャパン<9836>(JQS)は「スマートジーンズ」への期待が衰えず5日連続ストップ高。セキュリティ関連株も総じて反発。

 東証1部の出来高概算は23億3232万株(前引けは12億5027万株)、売買代金は2兆1兆2167億円。1部上場1885銘柄のうち、値上がり銘柄数は773(同703)銘柄、値下がり銘柄数は954(同1017)銘柄。

 また、東証33業種別指数のうち値上がりした業種は6業種のみ(前引けは4業種)となり、陸運、空運、食料品、精密機器、小売り、倉庫・運輸が高い。

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