gooddaysホールディングスは反発の動き、22年3月期収益拡大期待

株式市場 銘柄

 gooddaysホールディングス<4437>(東マ)は、シェアリングエコノミーや「暮らし×IT」による新しいライフスタイルの創出を目指し、SEサービスビジネスやリノベーションビジネスなどを展開している。21年3月期は新型コロナウイルスの影響で減収減益予想だが、22年3月期の収益拡大を期待したい。株価は下値固め完了して反発の動きを強めている。出直りを期待したい。

■ITセグメントと暮らしTechセグメントを展開

 シェアリングエコノミーや「暮らし×IT」による新しいライフスタイルの創出を目指し、子会社オープンリソースのITセグメント(SEサービス事業、請負事業、物販事業)と、子会社グッドルームの暮らしTechセグメント(リノベーション事業、不動産仲介・オペレーション事業、メディア事業)を展開している。

 20年12月にはコクヨ<7984>と資本業務提携(市場外の相対取引でコクヨが議決権比率1.09%保有)した。21年4月には子会社オープンリソースがアネックスを子会社化(孫会社化)した。

 また3月29日には、グローバル・ブレインの100%子会社gbDXTechnology(gbDX)との資本業務提携(gbDXに対して第三者割当増資、4月13日払込期日)を発表している。

■21年3月期は新型コロナ影響だが、22年3月期の収益拡大期待

 21年3月期の連結業績予想は、売上高が20年3月期比7.5%減の53億27百万円、営業利益が78.9%減の80百万円、経常利益が79.1%減の80百万円、当期純利益が99.4%減の1百万円としている。

 第3四半期累計は売上高が前年同期比10.5%減の37億67百万円、営業利益が92.6%減の20百万円だった。新型コロナウイルスの影響で減収減益だった。請負ビジネスやリノベーションの新規受注の後倒し、SEサービスやオペレーションビジネスの稼働率の低下などが影響した。ITは16.9%減収、暮らしTechは0.4%減収だった。

 21年3月期は新型コロナウイルスの影響で減収減益予想だが、22年3月期の収益拡大を期待したい。

■株価は反発の動き

 株価は下値固め完了して反発の動きを強めている。週足チャートで見ると26週移動平均線を回復した。出直りを期待したい。4月7日の終値は1130円、時価総額は約37億円である。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■シスルナ経済圏構築に向け、グローバルなパートナーシップを強化  ispace(アイスペース)<9…
  2. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  3. ■物価高・人手不足が直撃、倒産件数29カ月連続で増加  帝国データバンクの調査によると、倒産件数が…
2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

ピックアップ記事

  1.  暖房機器、除雪商品などを展開し割安放置が目立つセクターにホームセンター株がある。PBRが1倍を割…
  2. ■背広の売れ行きが映す街角の景気シグナル  街角の景気実感を分析し、景気実態を明らかにする経済指標…
  3. ■化粧品大手は業績下方修正も、電鉄各社は上方修正で活況  トランプ次期大統領の影響を受けない純内需…
  4. どう見るこの相場
    ■金利敏感株の次は円安メリット株?!インバウンド関連株に「トランプ・トレード」ローテーション  米…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る