【株式市場】半導体株など後場持ち直すが東京都の「蔓延防止措置」など影響し日経平均は戻しきれず小幅反落

株式

◆日経平均は2万9708円98銭(21円81銭安)、TOPIXは1951.86ポイント(15.57ポイント安)、出来高概算(東証1部)は11億3446万株

 4月8日(木)後場の東京株式市場は、日本製鉄<5401>(東1)が下げ幅を縮め、朝方軟調だった東京エレクトロン<8035>(東1)は一段と強含んだ。ただ、東京都の「蔓延防止等重点措置」要請表明などを受け、引き続き個別物色の印象が強く、日経平均は持ち直しながら大引け間際に14円高(2万9744円79銭)まで浮上したものの、大引けは軟化し小反落となった。

 後場は、武蔵精密<7220>(東1)とヒーハイスト<6433>(JQS)が一段高となり、ホンダ<7267>(東1)のF1レーシングチームに期待の様子。毎日コムネット<8908>(東1)や第一興商<7458>(東1)はTOPIX(東証株価指数)構成銘柄の浮動株比率の定時見直しを材料視。ウイルコHD<7831>(東2)は第1四半期黒字化などへの評価が再燃とされ一段高。はコロナ禍が事業に追い風とされ一段高。

 新規上場のアイスコ<7698>(JQS)は、10時22分に公開価格2000円を45%(900円)上回る2900円で初値をつけ、高値は前場の2970円。後場はさえず大引けは2620円。

 東証1部の出来高概算は11億3446万株(前引けは5億3888万株)、売買代金は2兆5445億円(同1兆1602億円)。1部上場2190銘柄のうち、値上がり銘柄数は285(前引けは247)銘柄、値下がり銘柄数は1883(同1914)銘柄。

 また、東証33業種別指数は4業種(前引けは5業種)が値上がりし、海運、その他製品、機械、精密機器、が高かった。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■離職率低下と顧客満足向上を実証、省人化潮流に逆行する人材重視戦略  「丸亀製麺」主力のトリドール…
  2. ■ビーム整形と出力平準化技術を融合し大気揺らぎを克服  NTT<9432>(東証プライム)と三菱重…
  3. ■航続距離650キロを実現、日野が新型FCV大型トラック投入  日野自動車<7205>(東証プライ…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  2. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  3. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  4. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…
  5. ■全市場のわずか1.4%、希少な高配当利回り銘柄が浮上  株式市場では、高配当利回りを持つ10月決…
  6. ■「高市祭り」への期待と警戒交錯、資金は安定配当株へシフト  10月終盤相場は、「高市祭り」か「高…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る