加賀電子は国内営業拠点を対象に新型コロナウイルス対策を徹底強化

■オフィス内の抗ウイルス・抗菌施工の実施ならびに除菌・脱臭機を設置

 加賀電子<8154>(東1)は、新型コロナウイルスの収束見通しが不透明な中、同社グループの従業員と同社事業所へ来社する顧客の安心・安全を高める感染抑制対策として、本社をはじめ大阪、名古屋の基幹拠点にて抗ウイルス・抗菌施工を実施するとともに、国内12カ所に展開する全営業拠点には除菌・脱臭機を3月末に設置した。

■抗ウイルス・抗菌施工は「キノシールド」を採用

 同社営業拠点での抗ウイルス・抗菌施工は、株式会社木下グループの株式会社木下抗菌サービスが独自開発した「キノシールド」を採用した。キノシールドは、光触媒技術を応用した抗菌剤で、人体には無害の酸化チタン(TiO2)、銀イオン(Ag+)ならびにプラチナ(Pt)を組み合わせることでそれぞれの持つ効果を相乗的に発揮させる、画期的な「抗ウイルス・抗菌・防臭剤」。ウイルスや細菌を分解・無害化して接触感染リスクを抑制するとともに、消臭効果によって不快な臭いも軽減する。

 このキノシールドの溶液を専用スプレーガンで噴霧することにより抗菌剤の粒子を天井の高さまでムラなく充満させ、床・壁をはじめ、ドアノブから電話機・PC・キーボードなど、人が触れる全てのモノに細かな粒子が隅々まで浸透し、室内全体をまるごとコーティングする。

■除菌・脱臭機は「TURNED K(ターンド・ケイ)」を採用

 居室内に設置した除菌・脱臭機は、カルテック株式会社が開発した「TURNED K(ターンド・ケイ)」を採用した。この除菌・脱臭機は、同社独自の光触媒技術により、交換不要なフィルターを用いて浮遊ウイルスや悪臭成分を除去する世界トップクラスの除菌・脱臭性能を有している。今般、同社では理化学研究所の協力のもと、日本大学医学部と共同で、同社の光触媒技術を搭載した機器を使用して、その機能性を評価したところ、新型コロナウイルスを99.9%分解するという試験結果が得られるなど、新型コロナウイルスに対する有効性が実証されている。

 同社とは、加賀電子のグループ会社である株式会社エクセルが同社にスタートアップ資金を出資している関係を発展させ、昨年10月より加賀電子グループが同社製除菌・脱臭機の販売代理店として営業活動を展開している。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■歯周病の進行抑制に向け、老廃物除去と免疫調整の2軸で研究  ライオン<4912>(東証プライム)…
  2. ■バリア性能と印刷適性を両立、2030年までに10億円売上目指す  大日本印刷<7912>(東証プ…
  3. ■胃がん・大腸がん対策で「Train the Trainerプログラム」を展開  オリンパス<77…
2025年9月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■東京株、NYダウ反落と首相辞任で先行き不透明  東京株式市場は米国雇用統計の弱含みでNYダウが反…
  2. ■株式分割銘柄:62社に拡大、投資単位引き下げで流動性向上  選り取り見取りで目移りがしそうだ。今…
  3. ■金先物相場を背景に産金株が収益拡大の余地を示す  東京市場では金価格の上昇を背景に産金株が年初来…
  4. ■大統領の交渉術が金融市場を左右し投資家心理に波及  米国のトランプ大統領は、ギリシャ神話に登場す…
  5. ■価格改定効果に加え9月以降の値上げで業績上乗せが期待される銘柄  今週の当コラムは、9月に価格改…
  6. ■9月1日に値上げラッシュの食品株は日銀バトルで小緩んでも株高持続性  まさに「パウエル・プット」…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る