キヤノンが一段高で4日続伸、「ポスト5G」開発への参画などに注目集まる
- 2021/4/12 09:41
- 材料でみる株価
■22年3月期の業績一段回復に期待強まる
キヤノン<7751>(東1)は4月12日、一段高で始まり、取引開始後は2627.0円(51.0円高)まで上げて4日続伸基調となり、昨年1月以来の2600円台に進んでいる。
前週末のNY市場で米半導体関連株などとともに上げたほか、SCREENホールディングス<7735>(東1)グループ、東京エレクトロン<8035>(東1)とともに、国立研究開発法人:新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が公募した「ポスト5G情報通信システム基盤強化研究開発事業/先端半導体製造技術の開発(助成)」の応募テーマ「先端半導体の前工程技術(微細化技術)の開発」に採択されたことなどが材料視されている。
業績は2020年3月期に大きく落ち込んだが、21年3月期は回復に転じる見通し。22年3月期の一段回復がどの程度になるか注目されている。(HC)