PALTEKは世界的な半導体需要増の影響で下期の売上高減も視野

■TOBと業績予想の大幅増額を受け急伸一段高だが

 PALTEK<7587>(東2・監理)は4月12日、一段高となり、9時30分前に15%高の686円(92円高)まで上げて2019年2月以来の高値に進んでいる。

 9日の16時、レスターHD<3156>(東1)によるTOB(株式公開買付)と、これに対する応募推奨、業績予想の増額修正などを発表。TOB価格は1株680円としたため急伸相場となった。

 また、今12月期・第2四半期の連結業績予想(2021年1月~同年6月30日・累計)は、営業利益を従来予想の0.8億円から2.5億円の見込みに大幅増額した。12月通期の予想は営業利益を4.0億円から4.85億円の見込みに見直した。

 「現在、世界的な半導体需要の増加により、半導体製品の調達期間が大幅に長期化しており」、「下期における半導体事業の売上高が減少することが見込まれる」(発表リリースより)とした。(HC)

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