【株式市場】イラン情勢やウクライナ緊張など受け日経平均は後場も軟調に推移し反落

株式

◆日経平均は2万9620円99銭(130円62銭安)、TOPIXは1952.18ポイント(6.37ポイント安)、出来高概算(東証1部)は少な目で10億3628万株

 4月14日(水)後場の東京株式市場は、イランとイスラエルの関係緊張やロシアのウクライナ圧迫が伝えられ、様子見ムードが漂う印象。日本製鉄<5401>(東1)は前場上げたまま高値もみあいを続けたが、自動車株や半導体株が重く、日経平均は再びダレて13時にかけて150円安(2万9600円)まで軟化。一時持ち直したが大引けは伸びきれず反落となった。

 後場は、ブリヂストン<5108>(東1)が決算発表への期待などで一段強い展開になり、富士フイルムHD<4901>(東1)は米イーライ・リリーの新型コロナ治療薬との関連などで一段高。ミロク<7983>(東2)は猟銃がクマの行動が活発化する時期に入り注目とされ一段高。BASE<4477>(東マ)は「まん延防止措置」拡大予想を受けてネットショップ開設支援が注目され一段高。環境管理センター<4657>(JQS)やイメージワン<2667>(JQS)は原発処理水の海洋放出に絡む銘柄としてストップ高。

 東証1部の出来高概算は少な目で10億3628万株(前引けは5億2890万株)、売買代金は2兆2534億円(同1兆1154億円)。1部上場2191銘柄のうち、値上がり銘柄数は739(前引けは592)銘柄、値下がり銘柄数は1376(同1497)銘柄。

 また、東証33業種別指数で値上がりした業種は5業種(前引けは4業種)にとどまり、鉄鋼、精密機器、ゴム製品、陸運、電機機器、が高かった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■銀座の呉服店「むら田」店主・村田あき子の語りをまとめた書籍  KADOKAWA<9468>(東証…
  2. ■長時間立ち仕事や長距離歩行の負担軽減、安全で快適な勤務環境を整備  日本航空(JAL)<9201…
  3. ■「ポケモンフォレスト」と「カヤツリタウン」2エリア構成、冒険とイベントを一体化  よみうりランド…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  2. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  3. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…
  4. ■売り方手仕舞いで需給改善が後押し  師走相場では、リスクの大きい銘柄であっても、逆日歩のつく信用…
  5. ■師走相場は最終レースさながら、勝ち負け分ける「掉尾の一振」に熱視線  師走である。礼節一点張りの…
  6. ■金利環境改善が銀行株に追い風、逆張りの買いも有力視  今週の当コラムは、銀行株に注目することにし…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る