【株式市場】円高だがNYダウ最高値など好感され日経平均は一時167円高まで上げ反発基調
- 2021/4/15 13:13
- 今日のマーケット
◆日経平均は2万9657円66銭(36円67銭高)、TOPIXは1959.07ポイント(6.89ポイント高)、出来高概算(東証1部)は5億1218万株
4月15日(木)前場の東京株式市場は、米FRB議長の利上げ慎重発言などを受け円高になったため、日経平均は小安く始まったが、NYダウ最高値などを受けてトヨタ自<7203>(東1)やソニー<6758>(東1)などは高い。日経平均も次第に上げ幅を広げ、10時前に166円67銭高(2万9787円66銭)まで上げた。一方、半導体関連株は重く、前引けにかけて日経平均も上げ幅を縮めた。
日本製鉄<5401>(東1)が「鋼板、軒並み一段高、昨秋比2割強、12年ぶり」(日経新聞4月14日朝刊より)など材料視されて約2年ぶりの2000円台に進み、上場3日目の紀文食品<2933>(東1)は在宅生活拡大の追い風などで高値を更新。日本電子<6951>(東1)はGS証券による目標株価の大幅引き上げなどで2日連続大幅高。JMACS<5817>(東2)は「ASKA3Dプレート」による非接システムや今期業績急回復予想などでストップ高。ピクスタ<3416>(東マ)は出張撮影がコロナ禍でも1.2倍成長との過日発表などが注目し直され大きく出直り、環境管理センター<4657>(JQS)は原発処理水の海洋放出に際しモニタリング強化の方針などが材料視され一時3日連続ストップ高。
新規上場のサイバートラスト<4498>(東マ)は前場、買い気配のまま初値がつかず、前引けは公開価格1660円を75%上回る2905円の買い気配。
東証1部の出来高概算は5億1218万株、売買代金は1兆690億円。1部上場2191銘柄のうち、値上がり銘柄数は1125銘柄、値下がり銘柄数は939銘柄。
また、東証33業種別指数は27業種が値上がりし、海運、鉱業、石油/石炭、非鉄金属、鉄鋼、ゴム製品、輸送用機器、空運、電力/ガス、などが高い。(HC)