【株式市場】日経平均は後場一時684円高まで一段高、2万9000円台を一日で回復

株式

◆日経平均は2万9188円17銭(679円62銭高)、TOPIXは1922.50ポイント(34.32ポイント高)、出来高概算(東証1部)は10億8355万株

 4月22日(木)後場の東京株式市場は、アドバンテスト<6857>(東1)が一段とジリ高になり、東京エレク<8035>(東1)も中盤から再び上げるなど、日経平均への寄与度の大きい半導体関連株の強さが目立った。日本製鉄<5401>(東1)なども一段ジリ高。日経平均はジリジリ上値を追い、大引けにかけて683円84銭高(2万9192円39銭)まで上げ、大幅反発のまま2万9000円台を一日で回復した。

■新規上場の3銘柄はそろって好発進、ステラファーマはストップ高

 後場は、ワイヤレスゲート<9419>(東1)が一段と上げ、5Gの新サービス「みんなのらくらくWi-Fi」好発進との見方で反発幅拡大。三光マーケティングF<2762>(東2)は「東京チカラめし」の香港展開の発表が注目され14時前からストップ高。テーオーHD<9812>(JQS)は赤字縮小傾向などが日キツツキ好感され一段高。Fast Fitness Japan(ファスト・フィットネス・ジャパン)<7092>(東マ)は株式分割後で新たな資金が入りやすく大阪府、東京都での休業要請の対象業種がスポーツジムには及ばないとの観測で一段高。

 22日は3銘柄が新規上場となり、ビジョナル<4194>(東マ)は10時25分に公開価格5000円の43%高の7150円で初値をつけ、高値は前場の7490円、大引けは7150円。ネオマーケティング<4196>(JQS)は13時33分に公開価格1800円の2.1倍の3805円で初値を付け、その後4490円まで上げ、大引けは4065円。ステラファーマ<4888>(東マ)は10時47分に公開価格460円55%上回る712円で初値をつけ、高値は前場の862円ストップ高。大引けも862円で高値引け。

 東証1部の出来高概算は10億8355万株(前引けは5億3118万株)、売買代金は2超2745億円(同1兆1141億円)。1部上場2191銘柄のうち、値上がり銘柄数は1822(前引けは1991)銘柄、値下がり銘柄数は287(同148)銘柄。

 また、東証33業種別指数は31業種(前引けは32業種)が値上がりし、値上がり率上位は、海運、鉄鋼、電機機器、機械、精密機器、医薬品、サービス、化学、ゴム製品、輸送用機器、ガラス/土石、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■全従業員にAI活用徹底、業務改革を本格化  LINEヤフー<4689>(東証プライム)は7月14…
  2. ■50年以上親しまれたかぜ薬が国内市場から姿を消す?  大正製薬は7月14日、塗るかぜ薬「ヴイック…
  3. ■鈴鹿8耐で新型CBコンセプト登場  ホンダ<7267>(東証プライム)は7月11日、大型ロードス…
2025年9月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■01銘柄:往年の主力株が再評価、低PER・PBRで買い候補に  今週の当コラムでは、買い遅れカバ…
  2. ■日米同時最高値への買い遅れは「TOPIXコア30」と「01銘柄」の出遅れ株でカバー  日米同時最…
  3. ■東京株、NYダウ反落と首相辞任で先行き不透明  東京株式市場は米国雇用統計の弱含みでNYダウが反…
  4. ■株式分割銘柄:62社に拡大、投資単位引き下げで流動性向上  選り取り見取りで目移りがしそうだ。今…
  5. ■金先物相場を背景に産金株が収益拡大の余地を示す  東京市場では金価格の上昇を背景に産金株が年初来…
  6. ■大統領の交渉術が金融市場を左右し投資家心理に波及  米国のトランプ大統領は、ギリシャ神話に登場す…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る