■緊急事態宣言の期間が明示され過度な心配が後退したとの見方
4月22日午前の東京株式市場では、日経平均が一時400円安の反落相場となる中で、10時30分にかけてJR東日本<9020>(東1)は7277円(62円高)、JR東海<9022>(東1)は1万5560円(315円高)、日本航空<9201>(東1)は2193円(40円高)など、「人の移動」に関連する銘柄が堅調に推移している。
「緊急事態宣言」が東京都、大阪府などに4月25日から適用される方向になり、「不要不急の他県への移動はお控えいただきたい」(小池東京都知事)といった要請が伝えられている中での株高。
こうした動きについて、市場関係者からは、「ゴールデンウイーク中の緊急事態宣言は旅客業にとって痛いが、相場への影響という点では、適用期間が明示されたことで過度な心配が後退し、いわゆる懸念出尽し感が浮上しているのではないか」との見方が出ている。(HC)