【株式市場】米増税案など受け日経平均は一時417円安だが鉄道、空運株などは高い

株式

◆日経平均は2万8983円31銭(204円86銭安)、TOPIXは1912.17ポイント(10.33ポイント安)、出来高概算(東証1部)は少な目で4億7873万株

 4月23日(金)前場の東京株式市場は、米国で富裕層のキャピタルゲイン増税案が出されNY株が大きく反落したことなどを受け、日経平均は取引開始直後に417円55銭安(2万8770円62銭)まで下げた。しかし、ソニー<6758>(東1)は取引開始から堅調に推移し、トヨタ自<7203>(東1)は取引開始直後を下値に復調。日経平均も次第に持ち直し、前引けは下げ幅200円台にとどまった。

 JR東日本<9020>(東1)やJR東海<9022>(東1)が高く、「緊急事態宣言」の期間屋概要が定まったため過度な懸念が後退したとの見方。石井食品<2894>(東2)は外出自粛でお惣菜の需要に期待とされたが誤発注との見方もあり一時急伸。アルー<7043>(東マ)はヤフーとの協業などが好感され急伸。シンバイオ製薬<4582>(JQS)は週足での三角もち合い煮詰まりや上場基準回避などが言われて大きく出直った。

 東証1部の出来高概算は少な目で4億7873万株、売買代金は1兆円に届かず9795億円。1部上場2190銘柄のうち、値上がり銘柄数は889銘柄、値下がり銘柄数は1172銘柄。

 また、東証33業種別指数は9業種が値上がりし、空運、陸運、不動産、ゴム製品、その他金融、繊維製品、医薬品、などが高い。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国内唯一のブラシ式除雪車が北海道の主要空港で戦力化  加藤製作所<6390>(東証プライム)は1…
  2. ■日本発ロボ産業基盤づくりへ、住友重機・ルネサス・JAEが参画  一般社団法人京都ヒューマノイドア…
  3. ■2025年のパン屋倒産が急減、SNS発信とインバウンドが追い風  帝国データバンクは11月29日…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■漢字が示す社会不安と物価問題、関連株に広がる待ち伏せ投資の妙味  2025年の世相を映す「今年の…
  2. ■AI相場と政策転換が映す日本株の行方、6万円挑戦か調整か  2025年、日経平均株価は史上最高値…
  3. ■「大きく産んで小さく育てる」IPO市場、期待裏切る後半戦  48勝2分10敗である。2025年の…
  4. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  5. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…
  6. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る