■「相場は悲観の中で生まれる」の格言で買う様子も
KNT-CTホールディングス(KNT・HD)<9726>(東1)は4月26日、次第に強含む相場となり、10時30分にかけて5.4%高の1041円(53円高)まで上げ、エイチ・アイ・エス<9603>(東1)は5%高に迫る2216円(97円高)前後で推移。ともに直近の下値から3日続けて上げ、ジリジリ出直っている。
「緊急事態宣言」が東京や大阪などの4都府県で発令され、このゴールデンウイークの旅行需要もキャンセルの増加や地域による濃淡が伝えられるが、旅行2社の株価は高い。
その要因として、市場関係者からは、「宣言」がひとまず5月11日までの短期集中型になったこと、1年前の1回目の「宣言」の頃との比較では航空チケットの予約が増加と伝えられたこと、などが挙げられている。また、「新しい相場は総悲観の中で生まれる」という米国の相場格言を持ち出し、最悪期を見計らって買いを入れる投資家が結構多いのではとみる声も出ている。
JR東海<9022>(東1)などの鉄道株、日本航空<9201>(東1)などの空運株も軒並み高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)