ケイアイスター不動産グループの規格型『平屋』注文住宅が受注目標の190%を達成
- 2021/4/27 11:08
- IR企業情報
■シニア、ディンクス、お一人様、ファミリー層などから幅広く受注
ケイアイスター不動産<3465>(東1)は4月26日の夕方、グループのCasa robotics株式会社(カーザロボティクス、群馬県高崎市)が販売する、規格型平屋注文住宅『IKI』(いき:粋の意味)の受注が、2020年8月の販売開始から21年3月末までで当初目標に対し190%の受注を達成と発表した。
27日の株価は取引開始後に3755円(25円高)をつけ続伸基調となっている。
■昨年8月発売、価格をみてリフォームやめ建替え新築を選ぶ例も
国土交通省の建築着工統計調査によると、居住専用住宅のうち平屋の割合は、2010年度に6.19%だったところ、18年度に9.92%、19年度は10.72%と、年々増加をしている。これまで平屋の需要はシニア世代の建て替え・住み替えの手段とされることが多かったが、昨今は若年層、子育て世代をはじめ、多様な世代から注目が高まっている。
こうした平屋人気の高まりを受け、ケイアイスター不動産グループは20年8月に『IKI』を販売開始した。20年11月より、新会社カーザロボティクスからの販売に変更。モデルハウスはこれまで関東エリアに9店舗まで展開を広げている。20年8月に1ヵ所目となる高崎展示場をオープンし、3月末までの目標を超す190%の受注を達成した。
『IKI』契約者の内訳は、60代以上のシニア世帯が37%となった。建替えを検討されていた方はもとより、リフォームを考えていた方が、価格を比較して『IKI』での建替えを選ばれるなど、新たな需要にもお応えしている。続いて、24%がディンクス、21%がお一人様となっている。
用地に関しては、新たに土地を購入した方が約60%。ご親族の所有地に建てられる方が約21%、建替えの方が約19%となっている。
また、『IKI』ご契約者のうち、ローンを組まずに購入される方が約30%を占めた。一方、借入れする方のうち、約74%の方がローン借入予定額2000万円未満となっている(土地購入資金を含む)。
■17坪プランは50万円値下げし、より「お求めやすく」設定
『IKI』の住宅価格は、当初、税込み価格で649万円からだったが、テクノロジー活用により、21年4月から17坪タイプを値下げし、599万円(税込み)とした。より、お求めやすい価格で提供している。
■モデルハウスを9ヵ所に展開、IT活用で運用コストを低減
販売を行うカーザロボティクスでは、これまで9ヵ所に展示場をオープンした。2021年4月にリリースしたアプリ「ヒラヤー」上で商談を進められるほか、電子キーや遠隔接客サービス導入し、スタッフがその場に行くことなく、お客様の内覧を可能にするなど、運用コストを下げることで、お求めやすい価格を実現している。
ケイアイスター不動産グループでは、「すべての人に持家を」をミッションとしており、1世帯あたりの人数の減少や、多様化する家族の形・ライフスタイルを想定し、安価で安心して選ばれる平屋商品として『IKI』を開発した。
シニア、ディンクス、お一人様、ファミリーといった、契約者の多彩さからも、これまで必ずしも持家や建替えのニーズがあると捉えらえていなかった、多様なライフスタイルを持つ少人数世帯の要望に応え、新たな需要を喚起する商品と位置付けている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)