ダブルエーは上値試す、22年1月期大幅増収増益予想

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 ダブルエー<7683>(東マ)は婦人靴の販売をSPA型で展開している。高効率販売を特徴として販路拡大、SNS配信強化、EC販売強化などの施策を積極推進している。22年1月期は新型コロナウイルスの影響一巡などで大幅増収増益予想としている。収益拡大を期待したい。株価は急伸した3月の年初来高値圏から一旦反落したが、目先的な利益確定売りが一巡感して上値を試す展開を期待したい。

■婦人靴のSPA、卑弥呼を子会社化して成長加速

 婦人靴の販売を国内および海外(香港、マカオ、中国、台湾)で展開している。SPA(製造小売)型で、中国のパートナー工場との連携によって企画~流通~販売のサイクルを高速回転させる高効率販売を特徴としている。20年5月には卑弥呼を子会社化した。商品群・顧客層を拡大して成長を加速させる方針だ。

 21年1月期末の店舗数は国内154店舗(ダブルエー104店舗、卑弥呼50店舗)、海外22店舗、グループ合計176店舗である。またECサイトは国内14サイト(ダブルエー9サイト、卑弥呼5サイト、海外2サイト、グループ合計16サイトに展開している。

 新規顧客獲得に向けた販路拡大・ブランド認知度向上戦略として、オリジナルブランド「ORiental TRaffic」の商品を、ストライプインターナショナル運営の「AMERICAN HOLIC」195店舗、キャン運営「Te chichi」134店舗、ライトオン運営「Right-on」176店舗にも展開している。

■22年1月期大幅増収増益予想

 22年1月期の連結業績予想は、売上高が21年1月期比31.2%増の171億65百万円、営業利益が3.4倍の10億17百万円、経常利益が3.2倍の10億02百万円、親会社株主帰属当期純利益が2.3倍の5億59百万円としている。

 新型コロナウイルスの影響が一巡し、販路拡大・SNS配信強化・EC販売強化など積極的な販売施策、卑弥呼のブランド再構築効果などで大幅増収増益予想としている。収益拡大を期待したい。

■株価は上値試す

 株価は急伸した3月の年初来高値圏から一旦反落したが、目先的な利益確定売りが一巡感して上値を試す展開を期待したい。4月27日の終値は3535円、時価総額は約168億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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