加賀電子が連結業績・配当予想を上方修正、営業利益は従来予想を27%上ぶれ

上がる 上昇 グラフ 株価 ビジネス チャート

■電子部品事業が早いペースで急回復し情報機器事業は堅調に推移

 加賀電子<8154>(東1)は4月28日の正午、2021年3月期の連結業績予想の修正(上方修正)、期末配当予想の修正(増配)などを発表した。連結営業利益は2月に開示した従来予想を26.7%上回る114億円の見込みとし、2期連続最高を更新することになる。

 電子部品事業では、内外からの需要が想定より早いペースで急回復しており、引き続き、社内計画に対して上振れ基調を維持した。また、情報機器事業では、在宅需要や大学・各種学校での新入学・進級需要を取り込み、PC製品の販売が堅調だった。売上高は同じく1.7%上回る4220億円に見直し、親会社株主に帰属する純利益は同じく8.6%上回る114億円の見込みに見直した。純利益は2期ぶりに最高を更新する。

 こうした推移を受け、3月期末配当は1株につき50円の見込み(従来予想比10円、前年同期比10円の各増配)とした。中間配当を30円実施済みのため、年間では80円の予定(前期比40円の増配)になる。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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