フェローテックHDの中国「パワー半導体研究院」合弁会社での設立に変更
- 2021/4/29 15:30
- IR企業情報
■中国当局、確約済の優遇策に加え、設立経費や研究開発費なども支給へ
フェローテックホールディングス(フェローテックHD)<6890>(JQS)は4月28日の18時、4月15日付で開示した中国のパワー半導体用基板製造子会社に研究院を設置する案件について、同子会社内の組織としてではなく、東台市澤瑞産業投資基金(有限合伙)との合弁会社として研究院を設立すると発表した。
前回の開示では、子会社・江蘇富楽徳半導体科技有限公司(FTSJ)内におけるバワー半導体研究院の設置を発表したが、その後、江蘇省東台市政府と協議を重ねた結果、FTSJの公司内組織ではなく、東台市澤瑞産業投資基金(有限合伙)との合弁会社として研究院を設立することを4月28日開催の取締役会にて決議した。
パワー半導体研究院の設置に関しては、江蘇省東台市政府(以下当局)より土地取得や税金優遇等の各種優遇策の支援を頂くことを確約されているが、当局との折衝の結果、合弁会社を設立することにより、既往確約済の優遇策に加えて、新規設立経費や研究開発費等の各種奨励金を受けられることとなり、これにより、研究開発力強化と研究事業の事業化の蓋然性が高まると判断した。
合弁新会社の名称は、江蘇富楽華功率半導体研究院(仮)、資本金80百万人民元(約13.3億円、1人民元=16.70円)、設立年月日2021年4月中(予定)、代表者・董事長、賀賢漢フェローテックHD代表取締役社長。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)