ハウスドゥグループのフィナンシャルドゥが京滋信用組合のリバースモーゲージ保証業務を5月開始

■京滋しんくみのリバースモーゲージ『シニアライフプラン』

 ハウスドゥ<3457>(東1)は4月30日の午後、連結子会社フィナンシャルドゥが京滋信用組合(京都市右京区)と提携し、2021年5月10日から同信用組合が提供を開始する、「京滋しんくみのリバースモーゲージ『シニアライフプラン』」に対する債務保証業務を行うと発表した。

■所有する自宅や土地などを活用する資金調達法としてニーズ広がる

 リバースモーゲージは、住宅所有者の高齢化が進み、自宅のリフォームやバリアフリー化、子供の独立に伴う住み替えなどのニーズが高まる中で、自宅や所有する土地などの不動産を活用して資金調達する融資として、近年注目されている。

■全国680店舗超の不動産販売網を持つハウスドゥグループが保証

 住宅ローンの返済は、住宅を取得した際に年収や将来設計を計画して長期間返済していくが、完済時近くなると高齢化や子供の独立に伴う住み替えなどのニーズが生まれ、また、高齢期に入ると年金の受給や預貯金などで生活費を工面する生活となるため、そのようなニーズに対応する資金が十分ではない場合も生じてくる。

 こうしたなかで、近年、自宅や所有される土地などの不動産を活用して資金調達する融資として、借入者の死亡時に一括して返済する「リバースモーゲージ」が注目されていますが、一方で、利用期間が長期間と想定され、担保不動産の売却で元金を返済する仕組みであるため、導入に慎重な金融機関も多く、市場へ浸透しているとは言い難い状況にある。

 今回、京滋信用組合においては、営業地域における高齢者の資金ニーズの高まりを背景にリバースモーゲージの取り扱いを模索していたところ、不動産売買のノウハウと全国680店舗を超える不動産販売網を持つハウスドゥグループのフィナンシャルドゥが、適正かつ迅速な不動産担保評価に基づく債務保証を行うことで、同信用組合の意向に合致したリバースモーゲージの取り組みをサポートする事となった。

 フィナンシャルドゥでは、今後も金融機関との提携を拡大し、リバースモーゲージ保証事業の成長を図り、市場のニーズが高まるシニア層に向けた商品の拡充と、不動産を活用したサービスの提供で、日本経済の活性化に貢献していく方針だ。

【京滋信用組合】「京滋しんくみのリバースモーゲージ『シニアライフプラン』商品概要
<お申込みいただける方>以下の条件をいずれも満たすことのできる個人のお客様
【申込時年齢】満50歳以上80歳未満の方(安定継続した収入のある方で京滋信用組合の営業区域内に居住しておられる方)
【要件】フィナンシャルドゥの保証が得られる方
【使用用途】原則自由(ただし、投資資金は除く)
【契約形態】当座貸越契約
【返済期間】1年(債務者または京滋信用組合からの申出がない限り自動更新、ただし、債務者死亡後6ヵ月後の応当日の属する月の約定返済日まで)
【融資金額】300万円以上5000万円以下(10万円単位)
【融資利率】(保証料含む)変動金利:年6.0%(2021/4/30現在)
【返済方法】(1)約定返済:口座振替(2)任意返済:窓口入金
【返済方式】期限一括
【担保】債務者が所有する不動産(原則、居宅)にフィナンシャルドゥを根抵当権者とする当座貸越極度額の120%の第一順位根抵当権を設定
【保証人】原則不要、ただし、共有物件を担保とする場合、物件共有者を物上保証人に徴求
(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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