イワキグループのスペラファーマ社が独自のペプチド合成法をもつJITSUBO株式会社の子会社化を完了

■医薬品、化粧品関連事業でのバリューチェーン充実など目指す

 イワキ<8095>(東1)は4月30日の15時、100%子会社スペラファーマ株式会社によるペプチド合成技術などのJITSUBO株式会社(横浜市)の株式取得・子会社化(イワキの孫会社化)の完了を発表した。することを発表した。スペラファーマ社によるJITSUBO社の子会社化は4月7日に発表していた。

■ファインケミカル、医薬事業と高い補完性・親和性

 JITSUBO社は、独自のペプチド合成法『Molecular Hiving』の開発、原薬の受託製造及び技術のライセンスなどを行う。イワキグループに入る前はそーせいグループ<4565>(東マ)などが上位株主だった。

 JITSUBO社は、ペプチド合成に関して低価格・高品質かつ環境フレンドリーな独自の合成技術であるMolecular Hiving法を活かしたペプチド原薬等に関する製造プロセスの開発・技術移転、原薬の受託製造及び技術のライセンス等を行っており、当社グループのファインケミカル事業及び医薬事業と高い補完性・親和性がある。

 一方、イワキグループのファインケミカル事業及び医薬事業では、製薬業界に資する為、医薬品原薬の製造法開発・製造・販売から医薬品開発・販売までのバリューチェーンを手広く手掛けており、特に、医薬品原薬並びに医薬品の開発においては、連結子会社であるスペラファーマが主にCMC(Chemistry, Manufacturing and Control)に関する研究開発、製造分野で内外の製薬企業、ベンチャー企業及びアカデミアに対して様々なソリューションを提供している。

 今般のスペラファーマ社によるJITSUBO社の子会社化により、イワキグループでは、医薬品CMC関連リソースの活用による更なる技術展開、弊社の医薬品及び化粧品関連事業におけるバリューチェーンの充実(低分子化合物医薬から中分子化合物(例:ペプチド)医薬への広がり)といったシナジーの創出を目指していくとした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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