大和ハウスグループは九州全域をカバーできる物流施設「DPL鳥栖」の稼働を開始
- 2021/5/1 12:52
- プレスリリース
大和ハウスグループの大和物流は、大和ハウス工業<1925>(東1)が開発した物流施設「DPL鳥栖」を全棟賃借し、九州エリア5カ所目の物流拠点として2021年5月1日に稼働を開始する。
■交通アクセスに優れた立地
「DPL鳥栖」(同施設)が位置する轟木工業団地は、九州自動車道・長崎自動車道「鳥栖インターチェンジ」から約4.2kmと近接しており、九州自動車道と長崎自動車道、大分自動車道の交通結節点となる「鳥栖ジャンクション」により九州全域をカバーできる物流拠点の適地にある。
また、「福岡空港」、「九州佐賀国際空港」、「博多港」まで自動車で約1時間圏内と陸路輸送だけではなく、空路・海路輸送においても便利な場所で、JR貨物の「鳥栖貨物ターミナル駅」まで約3.5kmに位置しているため、鉄道貨物輸送によるモーダルシフトへの取り組みも可能なエリアにある。
あわせて、JR「新鳥栖駅」からも約1.1kmにあり、周辺住宅地の就労者にとって職住近接の環境を提供できるなど、物流エリアの広域化・複雑化への対応や安定した雇用の確保といったテナント企業様のニーズに応えることができる。
■効率的なセンター運営を実現する施設仕様
同施設は、各階約25,000㎡の床面積を有し、天井高5.5m、柱間隔約10mを確保。建物の両面にトラックバース(荷物の積卸しをするためにトラックを接車するスペース)を設置することで、頻度の高い入出庫業務にも対応した、効率的なセンター運営が可能。
トラックバースは、北側は低床式、南側は高床式と、ハイブリッド式を採用しているため、建材などの重量物から、細かな流通加工、衛生管理をともなう商品まで、さまざまな貨物の荷役に対応できる。スピーディーな荷捌きを要する通過型センター(納入された商品を格納・保管せずに検品・仕分けをし、納品先へ配送するタイプの物流センター)としての運用にも適している。
■今後の運用
土施設は、大和物流が全棟を賃借の上、福岡県や佐賀県を商圏とする企業だけでなく、全国展開する企業を荷主とし、九州における主要物流拠点として運営する。交通利便性と充実した施設仕様を生かし、幅広い業種、業態の物流課題に対応した付加価値の高いサービスを提供していく。
大和物流は、現在、九州の4拠点において建材を中心にさまざまな貨物を取り扱っているが、新たに拠点を開設したことにより、九州エリアにおけるさらなる物流ネットワークの拡充と物流事業の拡大に取り組んでいくとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)