日本製鉄が2018年以来の高値を更新など鉄鋼株が一段高

鉄鋼

■国際的な鋼材市況の回復など受けた好決算など好感される

 日本製鉄<5401>(東1)は5月10日、続伸一段高で始まり、取引開始後は8%高に迫る2334.5円(167.5円高)まで上げて2018年以来の高値を更新している。前取引日・7日の13時過ぎに発表した2021年3月期の決算が予想を大幅に上振れ、NY株式の最高値更新なども支援要因になっている。

 21年3月期の連結事業利益は、世界的な鋼材市況の回復などを受けて1100.46億円となり、2月に開示した従来予想の300億円を大幅に上回る着地となった。前期の約2844億円の赤字から黒字に転換した。今期・22年3月期の連結事業利益の予想は約4倍の4500億円とした。

 中国の鉄鋼業界がCO2削減などの環境対応の影響で減産傾向を続けるとされており、米国の景気回復と合わせて当面は好需給が続くとの見方が出ている。神戸製鋼所<5406>(東1)は2019年以来の900円台に乗り、JFEホールディングス<5411>(東1)も8%高の一段高となっている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  2. ■2024年度上半期163件で過去最多更新  人手不足による倒産が急増している。帝国データバンクの…
  3. ■新たなモビリティ社会実現に向けた取り組み加速  トヨタ自動車<7203>(東証プライム)は10月…
2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

ピックアップ記事

  1. ■化粧品大手は業績下方修正も、電鉄各社は上方修正で活況  トランプ次期大統領の影響を受けない純内需…
  2. どう見るこの相場
    ■金利敏感株の次は円安メリット株?!インバウンド関連株に「トランプ・トレード」ローテーション  米…
  3. ■金利上昇追い風に地銀株が躍進、政策期待も後押し  金利上昇の影響を受けて銀行株、特に地方銀行株の…
  4. ■トリプルセット行、ダブルセット行も相次ぐ地銀銀株は決算プレイで「トランプトレード」へキャッチアップ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る