ハウスドゥグループのリバースモーゲージ保証契約数が累計500件を突破

■フィナンシャルドゥ、現在25の金融機関と提携

 ハウスドゥ<3457>(東1)の連結子会社フィナンシャルドゥが保証するリバースモーゲージ保証の累計契約件数が、2021年4月30日で500件を突破した。ハウスドゥが5月11日午前発表した。

■不動産売却をともなう仕組みのため専門家が債務を保証

 フィナンシャルドゥは、2017年10月の大阪信用金庫との提携をはじめとして、金融機関のリバースモーゲージにおける債務保証業務を本格的に開始した。現在、提携数は25金融機関となり、今後も高齢者の方々の老後資金問題の解決策として、リバースモーゲージを全国の金融機関で利用できるよう、提携を推進していく方針だ。

■全国690店舗を超える不動産販売網と実績で迅速適正な不動産担保評価

 リバースモーゲージは、自宅などの不動産を担保に、金融機関から融資を受けられる制度。老後資金の生活費など様々な使途に活用できる資金調達方法として導入されたものの、利用期間が長期間と想定され、また元金の返済には不動産の売却がともなう仕組みのため、不動産の処分を専門としない金融機関においては、対象物件の制限や担保評価に対する融資限度額に慎重となる場合も多く、その利用は未だ限定的で、浸透しているとは言い難い状況にあった。

 そこで、不動産売買のノウハウと全国690店舗を超える不動産販売網を持つハウスドゥグループのフィナンシャルドゥが、適正かつ迅速な不動産担保評価に基づく債務保証を行い、金融機関の取り組みをサポートすることでリバースモーゲージ提供の促進を支援している。

■金融機関からの打診も増え契約件数は以前より2ヵ月短い6ヵ月で100件増加

 フィナンシャルドゥの保証するリバースモーゲージ保証の累計契約件数は、以前より約2ヵ月短い約6ヵ月で100件増加した。これは提携金融機関が増加していること、老後資金やコロナ禍等の状況も踏まえて急な資金需要に備えておきたいという利用意向が増加していること、などが主な要因と同社では捉えている。

 また、そういったシニア層の利用意向増に応えるために金融機関がリバースモーゲージの提供を模索するケースが増え、以前にも増して同社グループに相談するケースが増えているという。

 フィナンシャルドゥでは、今後も多くの金融機関との提携を実現させることで、リバースモーゲージ保証事業の成長を図り、市場のニーズが高まるシニア層に向けた商品の拡充と、不動産を活用したサービスの提供で、日本経済の活性化に貢献していく方針だ。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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