【アナリスト水田雅展の銘柄分析】プラマテルズはモミ合い上放れ、指標面の割安感も評価

銘柄分析

 プラマテルズ<2714>(JQS)は合成樹脂の専門商社である。株価は450円~470円近辺のモミ合いから上放れて高値更新の展開となった。5月高値527円後は利益確定売りで上げ一服局面だが、16年3月期増収営業増益予想であり、指標面の割安感も評価して上値を試す展開だろう。

 双日<2768>グループで、プラスチック原材料・製品・関連機器の専門商社である。エンジニアリング系樹脂、スチレン系樹脂を主力として、オレフィン系樹脂、塩化ビニール系材料なども扱い、需要先はOA・事務機器、光学機器を主力として、家電・電子、医療機器、建材、自動車、容器・化粧品、玩具・その他と幅広い。

 高付加価値商材の拡販、良質な商権を持つ優良会社の営業権取得やM&Aを積極化するとともに、海外は中国、ベトナム、フィリピン、タイ、インド、台湾などアジア地域に積極展開している。中期戦略では17年3月期に向けた目標として経常利益10億円、自己資本比率30%維持、安定配当の継続を掲げている。

 なお15年3月期の四半期別推移を見ると、売上高は第1四半期(4月~6月)138億45百万円、第2四半期(7月~9月)141億23百万円、第3四半期(10月~12月)146億70百万円、第4四半期(1月~3月)143億99百万円、営業利益は第1四半期1億86百万円、第2四半期2億02百万円、第3四半期2億16百万円、第4四半期1億94百万円だった。

 また15年3月期の配当性向は26.2%で、ROEは同2.2ポイント上昇して6.1%、自己資本比率は同3.9ポイント上昇して34.4%となった。配当政策については、将来の事業展望(海外展開およびM&A)と経営基盤・財務基盤の強化のため必要な内部留保を確保しつつ、安定的な配当の継続を実施していくことを基本方針としている。

 今期(16年3月期)の連結業績予想(4月28日公表)は売上高が前期比4.3%増の595億円、営業利益が同2.7%増の8億20百万円、経常利益が同2.5%増の8億円、純利益が同横ばいの4億90百万円としている。配当予想は同1円増配の年間16円(第2四半期末8円、期末8円)で、予想配当性向は27.9%となる。

 国内消費増税の影響が一巡して需要が回復し、高付加価値商材も好調に推移して増収営業増益予想だ。会社予想は保守的な印象も強く増額含みだろう。

 グループ全体の連携強化や海外拠点の有機的活用で、得意先である海外進出日系企業との取り組みを拡大し、顧客密着型の営業を強化する。中期的にもアジア地域への積極展開で収益拡大基調だろう。

 株価の動きを見ると、450円~470円近辺のモミ合いから上放れて高値更新の展開となり、5月28日の高値527円まで上伸した。その後は利益確定売りで上げ一服局面だが、モミ合いから上放れた形だ。

 6月10日の終値499円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想連結EPS57円32銭で算出)は8~9倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間16円で算出)は3.2%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS998円75銭で算出)は0.5倍近辺である。

 週足チャートで見るとモミ合いから上放れて13週移動平均線がサポートラインとなりそうだ。16年3月期は増収営業増益予想で増額含みだ。そして低PER、低PBR、高配当利回りと指標面の割安感が強い。上値を試す展開だろう。

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