不二硝子がストップ高、ワクチン2品目承認濃厚や大規模接種会場の設置拡大など材料視の見方
- 2021/5/21 12:01
- 材料でみる株価
■ただ昨年急騰後の下げ大きく戻り待ちの売り控えるとの予想も
不二硝子<5212>(JQS)は5月21日、9時30分前にストップ高の1671円(300円高)で売買された後そのまま買い気配を続け、急激な出直りとなっている。
医療用の各種ガラス容器類を製造するため、昨年から新型コロナワクチンに関するニューズを受けて何度も急騰してきた。21日は、ワクチンの国内承認が米ファイザー製に続き米モデルナ社と英アストラゼネカ社の製品についても21日に承認される見通しになったと伝えられたこと、大規模接種会場の設置が仙台市、神戸市などにも置かれると伝えられたこと、などが思惑材料視されたようだ。
ただ、昨年11月に4100円まで上げたあとの下げが大きく、値幅調整は進んでも日柄調整はまだ進んでいないとの見方はある。こうした場合には、上値で買った投資家による戻り待ちの売りをこなしていく必要があるとされ、戻り売りは少なくないとの見方もある。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)