JCRファーマは後場一段安、アストラゼネカの新型コロナワクチン「接種、当面見送る方針」と伝わり手控えられる

銘柄 下げる

■開示済みの決算説明会質疑では「承認可否で変わるとは見込んでいない」

 JCRファーマ<4552>(東1)は5月21日の後場、一段と軟調に始まり、取引開始後は3155円(220円安)をつけて本日ここまでの安値に至っている。

 英アストラゼネカ社製の新型コロナワクチンの原液製造を受託しており、昼にかけて、「厚労省、アストラ製の接種、当面見送る方針」(日テレNEWS24、5月21日午前11時53分)と伝えられ、手控え材料になった。

 ただ、同社が5月19日に開示した3月期決算説明会での「主な質疑応答(要約)」では、アストラゼネカ製ワクチンに関する質疑として以下の応答が記されている。

 【Q】ワクチン関連で計上されている今期147億円について、製造販売承認見送りのインパクトはないとのことだが、承認が遅れる事により製造が遅延し、2023年3月期にずれ込むということはあるか。また、今期は営業利益率見込みが高いが、これはワクチンによるものか。

 【A】ワクチンの承認可否、あるいはタイミングにより決算数字が変わると見込んでいない。品目別の利益率は開示していない。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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