【株式市場】ワクチン接種拡大に期待強まり日経平均は後場も上げ幅保ち2日続伸

株式市場 証券取引所

◆日経平均は2万8317円83銭(219円58銭高)、TOPIXは1904.69ポイント(8.77ポイント高)、出来高概算(東証1部)は10億3796万株

 5月21日(金)後場の東京株式市場は、前場上げた半導体株が一服気味となり、日経平均は前場の高値(313円31銭高の2万8411円56銭)を抜け無かったが、200円高前後で大引けまで堅調に推移。大引けは2日続伸となった。

 後場は、ベネフィット・ワン<2412>(東1)が一段高となり、ワクチン接種が企業や職場単位でも行われる場合は役立てるとされて出直り拡大。ペッパーフードS<3053>(東1)は連日4月の月次動向が材料とされジリ高。Abalance<3856>(東2)は第3四半期までで通期予想利益を超過したことなどへの評価再燃とされ一段高。キャリア<6198>(東マ)はワクチン大規模接種会場の設置が自治体独自で増える動きが伝えられ派遣受託の拡大期待が強まり一段高。Eストアー<4304>(JQS)は市場に出回る新株式を吸収する目的の自社株買いが引き続き好感されて再び出直りを拡大。

 東証1部の出来高概算は10億3796万株(前引けは5億1336万株、売買代金は2兆3802億円(同1兆1731億円)。1部上場2192銘柄のうち、値上がり銘柄数は1076(前引けは1180)銘柄、値下がり銘柄数は1009(同894)銘柄。

 また、東証33業種別指数は19業種(前引けは17業種)が値上がりし、値上がり率上位は、その他製品、サービス、精密機器、情報/通信、輸送用機器、医薬品、電機機器、ガラス/土石、建設、小売り、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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