ジーニーがホープと提携し気象庁のホームページ広告運用事業の配信システムなど提供へ

■7月開始、一次広告審査をイー・ガーディアンに委託

 ジーニー<6562>(東マ)は5月26日の正午過ぎ、ホープ<6195>(東マ・福Q)との業務提携と気象庁ホームページ(HP)広告運用事業における広告配信システムの提供並びに運用の開始を発表した。業務提携決定日・契約締結日はともに2021年5月26日。この事業提携による気象庁HPでの広告掲載は21年7月に開始する予定とした。

 ジーニーの株価は14時にかけて1355円(29円高)前後で推移。ホープは1319円(59円高)まで上げる場面を見せてともに強い相場となっている。

■共同で独自のシステム構築し審査を通過した広告内容のみ配信

 気象庁HPでの広告掲載・運用事業に向け、共同で独自のシステム構築を行う。このシステムの開発と活用により、掲載可否の審査を通過した企業の広告内容のみを気象庁HPに配信可能になり、広告審査においては、一次審査をイー・ガーディアン<6050>(東1)に委託するとした。

【業務提携の目的】
 ジーニーは2010年の創業以来、アドテクノロジー領域においてプロダクトの自社開発・提供を行い、豊富なOEM提供の実績がある。

 気象庁HPにおける広告運用事業は、2020年から始まった気象庁の新しい取り組みになる。近年では、毎年のように全国各地で大規模な自然災害が頻発しており、甚大な被害が出ている。こうした状況から、国民の防災に対する意識は年々高まっており、気象庁HPは国民の防災行動等のための情報源として、非常に重要になっている。

 気象庁は、そのHPを広告媒体として活用することで、気象庁HPの持続的かつ安定的な情報提供を効率的に維持・推進することを目指している。今回の業務提携を通じ、気象庁HP広告の適切かつスムーズな運用を行うとともに、他の自治体や官公庁のニーズに合わせて本システムの導入拡大を目指して協働していく。

【業務提携の内容】
 気象庁HPの広告運用事業の広告システム提供にあたり、ホープとの業務提携により共同で独自のシステム構築を行う。具体的には、気象庁専用のDSP(広告を一括出稿できる広告主側の配信プラットフォーム)を立ち上げ、外部のDSPとの接続を完全に遮断することにより、審査済み広告のみを繋ぐ形で運用し、審査フローを通過したもののみが広告配信サーバー上に登録・配信される仕組みとする。

 本システムの開発と活用により、掲載可否の審査を通過した企業の広告内容のみ気象庁HPに配信可能になる。広告審査においては、一次審査をイー・ガーディアンに委託する。

 ジーニーがシステム開発・運営・保守・広告主募集業務などを行い、イー・ガーディアンは一次広告審査、ホープは気象庁窓口・二次広告審査・広告主募集業務を含む本事業統括業務を行う。気象庁は広告審査の結果を最終確認。広告内容は、「気象庁HPの広告掲載基準」に準拠し、厳正な審査を行っていく。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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