【株式市場】ワクチン接種者増加後の経済活性化期待など強く日経平均は一時645円高まで上げ5月10日以来の2万9000円台回復

株式市場 証券取引所

◆日経平均は2万9149円41銭(600円40銭高)、TOPIXは1947.44ポイント(36.42ポイント高)、出来高概算(東証1部)は13億5662万株

 5月28日(金)後場の東京株式市場は、引き続き円安やワクチン接種者の増加による人流活発化・経済再生への期待が強く、気敏感株の顔を持つ日本製鉄<5401>(東1)などが一段高。値上がり上位の業種には鉄鋼、機械、繊維、海運などが並び、昭和のオイルショック後の相場を例示する向きもあった。日経平均は水準を一段上げて始まり、645円10銭高(2万9194円11銭)まで上げた。大引けの2万9000円台回復は5月10日以来で、約3週間ぶりとなった。

 後場は、大阪チタニウムテクノ<5726>(東1)が一段ジリ高となり、非鉄市況高や円安、エアバスの旅客機増産報道などが材料視され、ワタミ<7522>(東1)は「ワクチン2回接種で生ビール一杯無料」が注目され一段強含んだ。加地テック<6391>(東2)は今期の業績予想などが好感され一段高。コマースOneHD<4496>(東マ)はD2Cアクセラレータープログラム開始などが言われて一段高となり大きく出直り、イメージ ワン<2667>(JQS)は後場から急伸しストップ高となり、原発処理水のトリチウム分離などの実証で進展などの推測があった。

 東証1部の出来高概算は13億5662万株(前引けは5億9917万株)、売買代金は3兆1089億円(同1兆3677億円)。1部上場2192銘柄のうち、値上がり銘柄数は1847(前引けは1728)銘柄、値下がり銘柄数は315(同376)銘柄。

 また、東証33業種別指数は全33業種(前引けは31業種)が値上がりし、鉄鋼、機械、非鉄金属、陸運、海運、繊維製品、石油石炭、卸売り、精密機器、輸送用機器、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  2. ■2024年度上半期163件で過去最多更新  人手不足による倒産が急増している。帝国データバンクの…
  3. ■新たなモビリティ社会実現に向けた取り組み加速  トヨタ自動車<7203>(東証プライム)は10月…
2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

ピックアップ記事

  1. ■化粧品大手は業績下方修正も、電鉄各社は上方修正で活況  トランプ次期大統領の影響を受けない純内需…
  2. どう見るこの相場
    ■金利敏感株の次は円安メリット株?!インバウンド関連株に「トランプ・トレード」ローテーション  米…
  3. ■金利上昇追い風に地銀株が躍進、政策期待も後押し  金利上昇の影響を受けて銀行株、特に地方銀行株の…
  4. ■トリプルセット行、ダブルセット行も相次ぐ地銀銀株は決算プレイで「トランプトレード」へキャッチアップ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る