■早い梅雨明けで平年より暑い期間は長く、ダブル高気圧で猛暑に
ウェザーニューズ<4825>(東1)は、「猛暑見解 2021」を本日(6月1日)発表した。今年の夏(7月~9月)の気温は、広範囲で平年並か平年よりやや高く、全国的に暑い夏になりそう。エリア別では、東日本と近畿地方は平年よりやや高く、その他の地域では平年並~やや高い傾向。暑さのピークは7月下旬と8月下旬で、太平洋高気圧とチベット高気圧の張り出しが重なるタイミングでは猛暑となる見込み。今年は7月上旬から梅雨明けする地域が多く、梅雨明けが遅かった昨年や平年よりも暑い期間が長くなりそう。なお、関東の7月下旬、北海道の8月上旬は晴れて厳しい暑さとなる見込み。
■夏の気温は広範囲で平年並かやや高め
7月初めに太平洋高気圧が北に勢力を拡大して九州を覆い始め、7月上旬には、本州付近に停滞している梅雨前線が日本海から東北付近まで北上する見込み。このため、今年は7月上旬から梅雨明けするところが多く、梅雨明けが遅かった昨年や平年と比べて暑い期間が長くなりそう。
今夏(7月~9月)の平均気温は、東日本と近畿地方では平年よりやや高く、北日本や西日本、沖縄の広範囲で平年並~やや高い傾向で、全国的に暑い夏になりそう。
7月は東北から近畿地方にかけて平年よりやや高く、その他の地域は平年並となりそう。8月上旬から中旬にかけては広い範囲で平年並となるが、8月下旬は平年よりやや高く、真夏日や猛暑日になる可能性もある。9月に入っても高温傾向が続き、お彼岸の頃までは残暑が厳しくなりそう。
なお、昨夏は、7月は涼しく冷夏ぎみになり、8月は東・西日本で記録的な高温となった。昨年と比べると、今年は7月は気温が高く、8月は低くなる予想。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)