【株式市場】ワクチン職域接種の関連株も人気化し日経平均は5月28日以来の2万9000円台を回復

株式市場 証券取引所

◆日経平均は2万9058円11銭(111円97銭高)、TOPIXは1958.70ポイント(16.37ポイント高)、出来高概算(東証1部)は10億9198万株

 6月3日(木)後場の東京株式市場は、引き続き新型コロナワクチン接種者の増加による景気回復に期待する相場になり、日経平均は150円高前後で2万9000円を保って推移。ただ、前場上げたJR東海<9022>(東1)や三越伊勢丹HD<3099>(東1)などは上げ一服となり、代って、「職域接種」の環境を取引先にも提供と発表したネクシィーズグループ<4346>(東1)、会場提供のTKP<3479>(東マ)などが一段ジリ高。日経平均は横ばい推移となったが上げ幅を保ち、終値で5月28日以来の2万9000円台回復となった。

 後場は、13時に自己株式の取得と経営戦略を発表した三菱電機<6503>(東1)が一段高となり、東京ソワール<8040>(東2)はPBR超割安に注目する動きありとかで連日一段高のストップ高。コパコーポレーション<7689>(東マ)はワクチン接種者の増加につれて実演販売の再開も進むとの見方で代われ急伸。内外テック<3374>(JQS)は政府の成長戦略の半導体産業保護屋米国の半導体株高が材料視され一段高。

 東証1部の出来高概算は10億9198万株(前引けは5億7515万株)、売買代金は2兆6131億円(同1兆3887億円)。1部上場2193銘柄のうち、値上がり銘柄数は1498(前引けは1473)銘柄、値下がり銘柄数は594(同603)銘柄。

 また、東証33業種別指数は27業種(前引けは26業種)が値上がりし、値上がり率上位は、食料品、水産農林、ゴム製品、陸運、医薬品、パルプ紙、輸送用機器、電機機器、情報通信、精密機器、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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