ブイ・テクノは年商の2割近くに相当する大口受注が注目され出直りを指向

■海外の大手ディスプレイメーカーから100億円の受注

 ブイ・テクノロジー<7717>(東1)は6月4日、5850円(70円高)まで上げたあと売買交錯となっているが、一時4月22日以来の5800円台を回復し、出直りを指向する相場となっている。

 6月3日の取引終了後、海外の大手ディスプレイメーカー複数社から露光装置を約100億円で受注したと発表。前期の連結売上高は552億円(2021年3月期)のため、この2割近くに相当する受注になるとして注目された。

 発表によると、コロナ禍を契機に世界中でDX(デジタルトランスフォーメーション)が加速する中、FPD(フラットパネルディスプレイ)の需要も拡大し、このたびの商談においては、需要家ごとに最適化されたFPD用の露光装置が大変高く評価され受注に至った。

 この受注の一部は今期業績に織り込まれており影響は軽微となる見通し。また、一部については来期業績に寄与する見通しとした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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