飛島建設は長野県安曇野市で小水力発電所を運転開始、自社発電事業としては3箇所目

■地域のかんがい用設備を改修して小水力発電設備に活用

 飛島建設<1805>(東1)は、オリエンタルコンサルタンツホールディングス<2498>(JQS)グループの基幹会社「オリエンタルコンサルタンツ」と共同で長野県安曇野市内に建設を進めていた三郷黒沢川小水力発電所の運転を2021年4月から開始した。運転期間=2021年4月~2041年3月予定(FIT適用期間と同じ)、最大出力=193.7kW、年間発電量=113万kWh(一般家庭の350世帯数分に相当)。

 飛島建設とオリエンタルコンサルタンツの両社は、岐阜県中津川市内で2箇所の小水力発電所を建設し運転を開始しており、同発電所は自社発電事業として3箇所目の発電所となる。また同事業では、地域との密接なパートナーシップを構築し、地域のかんがい用設備を改修して小水力発電設備に活用することで、地域が将来負担する水路の維持管理費を軽減するとともに、地域にお願いする発電施設の維持管理に係る委託料等は、地域の様々な課題解決に活用できるものとしている。

 現在、山形県米沢市においても、同様に発電所の建設を進めており、今後中小水力をはじめとする地域課題の解決に資する再生可能エネルギー事業を一層推進していく。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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