【株式市場】SQ売買が売り優勢となり日経平均は119円安の後122円高だが再び軟調

◆日経平均は2万8923円30銭(35円26銭安)、TOPIXは1951.36ポイント(5.37ポイント安)、出来高概算(東証1部)はSQ算出に伴う売買が上乗せされ7億3103万株

 6月11日(金)前場の東京株式市場は、米S&P500種の約1ヵ月ぶり最高値更新にもかかわらずトヨタ自<7203>(東1)などの主力株に重さが見られ、朝一番の先物清算値(SQ)算出を巡る現物株の売買は225型が売り優勢とされた。日経平均は9時半過ぎに119円02銭安(2万8839円54銭)まで軟化し、10時半にかけては122円33銭高(2万9080円89銭)まで上げたが、前引けにかけては再び軟化した。TOPIXも軟調だった。

 台湾の半導体大手が日本に工場設置を検討と日経新聞出で伝えられたことなどを受け、日本電波工<6779>(東1)や大真空<6962>(東1)、東洋刃物<5964>(東2)などが活況高。エーザイ<4523>(東1)は急反発し一時高値を更新し売買交錯。神島化学<4026>(東2)は4月決算の大幅上振れ発表が注目され急伸。JI-SAW<3914>(東マ)は米国法人のグーグルクラウド向け新製品などが材料視され大きく出直り。ジャパン・ティッシュ・エンジ<7774>(JQS)は再生医療に関する口腔粘膜上皮の承認などが材料視され急伸。

 東証1部の出来高概算はSQ算出分が上乗せされ7億3103万株、売買代金は1兆7721億円。1部上場2193銘柄のうち、値上がり銘柄数は881銘柄、値下がり銘柄数は1197銘柄。

 また、東証33業種別指数は8業種が値上がりし、海運、医薬品、電力ガス、石油石炭、底田製品、情報通信、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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