日本初の医療従事者への温かいランチのオンデマンドドローン配送サービスの実証実験を神奈川県横須賀市で実施

 エアロネクスト、ACCESS<4813>(東1)、出前館<2484>(JQS)、吉野家ホールディングス<9861>(東1)グループの吉野家は、神奈川県(知事:黒岩祐治)、横須賀市(市長:上地克明)、横須賀市立市民病院(管理者:北村俊治)、神奈川県立海洋科学高等学校(校長:石垣隆)の協力のもと、出前館のアプリで注文された吉野家の牛丼弁当を横須賀市立市民病院の医療従事者にオンデマンドでドローン配送する実証実験を実施した。

 この取組みは2019年12月に神奈川県のドローン前提社会の実現に向けたモデル事業として採択された、エアロネクストの「ドローン物流定期ルートの開設に向けた実証実験」と、横須賀市の地域課題解決を目指した「ヨコスカ×スマートモビリティ・チャレンジ」の一環であると共に、2022年度の「空の産業革命 レベル4」解禁に向けて将来の食料品や医薬品のドローン定期配送を見据えた取組み。

■実証実験概要

(1)期間:2021年6月10日(木)
(2)飛行区間:横須賀市立石公園~横須賀市立市民病院
(3)運搬物:吉野家の牛丼弁当
(4)実証手順と内容

 出前館のアプリで注文された吉野家の牛丼弁当が、吉野家のキッチンカー(オレンジドリーム号)で調理され専用ボックスに格納され、出前館の配達員によってドローン離陸地点(立石公園)まで搬送される。
 専用ボックスがドローンにセットされ、ドローンは立石公園から離陸し、海上4.5km、陸上0.7kmの合計約5.2kmの航路を約10分間飛行し、横須賀市立市民病院屋上に着陸し医療従事者に届けられる。
 病院屋上に到着後、熱々で牛丼のたれもこぼれず中身も偏らず高い配送品質で届くことを実証。

■横須賀市立市民病院の実情と背景

 横須賀市立市民病院は新型コロナウイルス感染症の入院が必要と診断された中等症の患者を受け入れる「重点医療機関」に指定された病院。食事事情では、周辺に昼食場所も少なく、昼食のため外出する時間的余裕もままならない中で、新型コロナウイルス感染症対策により病院内の食堂も時間短縮で運営されており、医療従事者にとって温かいランチを取りにくい環境。また今後オンライン診療の検討も始めており、今回の実証実験では今後のオンライン診療と医薬品配送の可能性も見据え協力の運びとなったた。

■使用機体

 エアロネクスト独自の機体構造設計技術4D GRAVITY®*2を搭載し、飛行部と荷物搭載部が分離した構造の、飛行性能、応答性能、着陸性能に優れた物流用途に特化した物流専用ドローン。3月19日に発表した株式会社⾃律制御システム研究所(ACSL)とエアロネクストの共同開発の最新の機体で、今回初お披露目となる。
(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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