セコムは公共空間と調和した新しいセキュリティロボット「cocobo」を開発

■AI、5Gを活用、設備情報等とクラウド連携

 セコム<9735>(東1)は、商業施設やオフィスビルなどさまざまな場所に調和しながらAI・5Gなどの最先端技術を活用して警備業務を行う、新しいセキュリティロボット「cocobo(ココボ)」を開発した。2021年6月から国内のさまざまな施設で試験運用を開始し、2021年内の発売を予定している。

■巡回警備や点検業務を行うセキュリティロボット

 開発した「cocobo」は、AI・5Gなどを活用し、常駐警備員の代わりに巡回警備や点検業務を行うセキュリティロボット。巡回ルートを自律走行し、搭載したカメラでとらえた映像をリアルタイムでAI解析、ルート上の放置物などを自動で検知して防災センターに通報。不審者を発見した場合には、音声やライトでの警告、煙を使った威嚇を行うことも可能。点検業務を行う際には、ゴミ箱などの点検、扉の施錠確認などの目的に応じたアームを装着する。商業施設やオフィスビルなどの安全確保を担う常駐警備員の“視覚・聴覚・臭覚・触覚”と“判断力”を備え、一部の能力は警備のプロをも上回る。

 また、建物の監視カメラ映像、エレベーター・電気錠などの設備情報、施設や地域の情報など、クラウド上のさまざまな情報を活用し、平時・有事の安全確保から有用・快適情報の提供まで、常駐警備員と連携して、幅広い業務の効率化と品質向上を実現。

 開発に際しては、家族型ロボット「LOVOT(らぼっと)」をはじめとする、多くの工業製品のコンセプト企画や開発を手掛けた znug design(ツナグ・デザイン)の根津孝太氏と、株式会社ロフトワークと協働し、“公共空間との調和”“威厳と親しみやすさ”をコンセプトに中性的で凛としたデザインとした。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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