​【注目のリリース】アカツキはアフリカでのエンタメ市場拡大を睨み投資を実行

■モバイルゲームに特化したゲームパブリッシャーCarry1stにライアットゲームズと共同投資

 スマートフォン向けゲームの企画・開発し配信するアカツキ<3932>(東1)は、今後の急成長が見込まれるアフリカのモバイルゲーム市場において、現地の最有力モバイルゲーム・パブリッシャーであるCarry1st(本社:南アフリカ共和国 西ケープ州、共同創設者兼CEO:Cordel Robbin-Coker)に対して、Riot Games(本社:アメリカ カリフォルニア州、CEO:Nicolo Laurent、以下「ライアットゲームズ」)との共同投資を実行したと発表。

■ アフリカ市場へ投資する背景

 アカツキでは、エンターテインメント×テクノロジー特化型ファンドとして2017年10月に「AET Fund」を設立、米国を中心にエンターテインメント領域のスタートアップを対象とし、投資活動を開始した。2018年6月にはインド市場での投資を開始し、インドのエンターテインメントとメディア領域を中心に合計18社に投資している。

 アカツキは、これまでのインド市場での投資ノウハウなどの実績を活かし、さらなる展開として今後の経済的発展が期待できるアフリカでのエンターテインメント市場を狙い、アフリカ市場においても投資活動を行うことになった。

 人口が13億人、国民の平均年齢は19歳であるアフリカ市場では、モバイルゲーム市場が世界で最も急速に成長している地域であり、2024年にはゲーム人口が北米の約2倍に急成長を遂げると予想されている。今後はインターネット産業の急速な成長とともに、エンターテインメント、メディア分野での旺盛な需要が見込まれている。

■ Carry1stと共同投資のライアットゲームについて

 投資先となるCarry1stは、アフリカで最有力のモバイルゲーム・パブリッシャー。2018年の創業以来、ゲームスタジオとして蓄積したゲーム開発のノウハウに加え、世界各国のゲームスタジオと連携し、アフリカでのローカライズ、流通、広告、課金などの仕組みを提供するゲームパブリッシャーとして地位を確立しつつある。

 今回、アカツキが共同投資したライアットゲームズは、世界最大規模のユーザーがプレイするゲーム『リーグ・オブ・レジェンド』を提供するゲーム会社。

 アカツキは、インド市場とアフリカ市場での投資の拡大を図りつつ、今後は新興国でのエンタメ市場でのIP事業の展開も視野に入れて、さらにグローバルで事業を進める計画としている。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■更新前のスーパーコンピュータの約4倍の計算能力  富士通<6702>(東証プライム)は2月21日…
  2. ■両社の資源を有効活用しSDGsに貢献  伊藤忠商事<8001>(東証プライム)グループのファミリ…
  3. ■純正ミラーと一体化し、左後方の視界を広げる  カーメイト<7297>(東証スタンダード)は、純正…
2024年3月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■投資家注目の適正株価発見ツール  日銀の価格発見機能が不全になる可能性がある中、自己株式取得が新…
  2. ■「売られ過ぎシグナル」を発信の自己株式取得株は浮上余地をアピール  マーケットの現在の投資家心理…
  3. ■銀行株投資の選択肢  多くの銀行株の中から投資対象を選ぶ際には、PBR1倍割れやPER1ケタ台、…
  4. ■銀行と半導体、どちらが市場をリードする?  今週は、週明けから「タカさんチーム」の出番が続きそう…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る