■資産運用環境の好転など期待、日経平均300円安に逆行高
第一生命ホールディングス(第一生命HD)<8750>(東1)は6月17日、時間とともに強含んで出直りを強め、取引開始から40分後の9時40分にかけては2263.0円(75.5円高)まで上げ、約2週間前につけた2018年以来の高値2323.0円に迫っている。
米国16日の米金融市場でFOMC(連邦公開市場委員会)を受けて長期金利の指標になる国債利回りなどが急上昇したため、現在のゼロ金利状態に比べると資産運用環境が好転する期待が強まり、買い材料視された。
米国の金融政策について、「米連邦公開市場委員会(FOMC)は15、16両日に開催した定例会合で、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標レンジを0-0.25%で据え置くことを決定した。一方で2023年末までに2回の利上げを見込んでいることを示唆し、経済が回復する中で利上げ開始時期が前倒しされる可能性が示された」(ブルームバーグニュース6月17日更新6:25)と伝えられた。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)