三協立山が大きく出直る、「アルミへの切り替えを急ぐ」と伝えられ思惑強まる

材料でみる株価

■銅の国際価格の高騰を受け、との報道を受け思惑買い

 三協立山<5932>(東1)は6月18日の後場寄り後、6%高の846円(47円高)前後で推移し、取引時間中としては今年5月13日以来の840円台復帰となっている。2021年5月期の連結決算は完全黒字化の見込みである上、銅高騰のため製造業大手がアルミニウムへの切り替えを急ぐと伝えられ、思惑材料視されている。

 銅の国際価格の高騰を受け、「ダイキン工業などはアルミニウムへの切り替えを急ぐ」「モーターの巻き線や熱交換器の内部で冷媒が通る銅管について、アルミニウムへの置き換えを急ぐ」「パナソニックは銅を含む原材料の高騰が22年3月期に500億円規模の減益要因になるとみて、調達方法の見直しなどで大幅に圧縮する方針」(日本経済新聞6月18日付朝刊)と伝えられた。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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