【株式市場】コロナ収束・景気回復関連株が一服し日経平均は後場次第に軟化し小幅だが3日続落

◆日経平均は2万8964円08銭(54円25銭安)、TOPIXは1946.56ポイント(17.01ポイント安)、出来高概算(東証1部)はやや増加し15億1255万株

 6月18日(金)後場の東京株式市場は、JR東日本<9020>(東1)がジリ安基調を続け、前場一時高かった三越伊勢丹HD<3099>(東1)もジリ安基調など、コロナ収束・景気回復関連株は一服模様。週末に米金利の再上昇懸念があるようで、前場上げた東京エレク<8035>(東1)などの半導体関連株も強もみ合いに転換。日経平均は徐々に値を消し、大引けにかけて60円35銭安(2万8957円98銭)まで軟化し、小幅だが3日続落となった。TOPIXは2日続落し、日経JASDAQ平均は5日ぶりに安い。

 後場は、三井ハイテック<6966>(東1)が一段と強含み、前週末の業績予想の増額を契機に今週は月曜から金曜まで連日高。大倉工<4221>(東1)は第1四半期の大幅増益と進ちょく率などへの評価が再燃とされ一段ジリ高。コーアツ工業<1743>(東2)は出来高が少ないものの昨年発生した九州豪雨の復興需要で業績拡大の期待などが言われて一段高。インフォネット<4444>(東マ)、大阪油化<4124>(JQS)も業績一段拡大期待などで一段高。

 18日新規上場となったEnjin<7370>(東マ)は10時39分に公開価格1380円を55.8%上回る2150円で初値を付け、高値は前場の2582円、後場は売買交錯となり終値は2198円となった。

 東証1部の出来高概算はやや増加し15億1255万株(前引けは5億7920万株)、売買代金は増加し3兆5356億円(同1兆3384億円)。1部上場2193銘柄のうち、値上がり銘柄数は540(前引けは874)銘柄、値下がり銘柄数は1570(前引けは1180)銘柄。

 また、東証33業種別指数で値上がりした業種は4業種(前引けは10業種)にとどまり、精密機器、その他製品、電機機器、電力ガスが高かった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  2. ■2024年度上半期163件で過去最多更新  人手不足による倒産が急増している。帝国データバンクの…
  3. ■新たなモビリティ社会実現に向けた取り組み加速  トヨタ自動車<7203>(東証プライム)は10月…
2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

ピックアップ記事

  1. ■化粧品大手は業績下方修正も、電鉄各社は上方修正で活況  トランプ次期大統領の影響を受けない純内需…
  2. どう見るこの相場
    ■金利敏感株の次は円安メリット株?!インバウンド関連株に「トランプ・トレード」ローテーション  米…
  3. ■金利上昇追い風に地銀株が躍進、政策期待も後押し  金利上昇の影響を受けて銀行株、特に地方銀行株の…
  4. ■トリプルセット行、ダブルセット行も相次ぐ地銀銀株は決算プレイで「トランプトレード」へキャッチアップ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る